ソフトバンクスマホを海外あんしん定額料金 980円で使う設定

普段国内で使っているソフトバンクスマホをそのまま海外で国際ローミングして使うと、新たな契約手続きも必要なく手間がかかりません。

しかし、正しく設定を行わないと現地でスマホが利用できなかったり、高額な料金が請求されるのではないかと心配ではないですか?。

ボクも海外旅行初心者のころは、仕組みがよく分からなくて帰国後に高額な請求が来るのではないかとヒヤヒヤしていました。

そこでこの記事ではソフトバンクスマホを海外で安心して利用できるよう、国際ローミングに必要な設定手順と、さらにおトクに使いこなす方法も紹介します。

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ルバー
ルバー
  • 通信会社で20年間以上、海外スマホの使い方をサポート

  • 自身も旅行が大好きで、年2回は海外へ出かける

  • eSIMの便利さを、初心者にも分かるよう情報発信

目次

ソフトバンクスマホを海外で安心して使う方法【高額請求回避】

ソフトバンクユーザーのみなさん、海外に行くときスマホはどうしてますか?

普段国内で利用しているスマホを海外でそのまま利用できるサービスを「国際(海外)ローミング」といいますが、設定が難しく間違ってしまうとスマホが使えなかったり、高額な料金が請求されるのではないかと心配ではないですか?。

そのため海外に行くときは空港でレンタルWi-Fiルータを借りたり、ホテルのWi-Fiでしか使わないなど、この手軽な「国際(海外)ローミング」を控えている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ソフトバンクスマホを海外で安心して利用できるよう、国際ローミングに必要な設定手順と、さらにおトクに使いこなす方法も紹介します。

Lubar

ソフトバンクスマホで海外に行く方は絶対見てね


世界対応ケータイの加入をチェック!

マイソフトバンク 出典:ソフトバンク

ソフトバンクスマホを海外で利用するためには「世界対応ケータイ」に入っていることが必須です。

無料のオプションで、廃止の申し出が無い限りは基本加入しているはずです。

マイソフトバンクアプリから確認する場合

紹介・設定 > プラン・オプション>オプション >世界対応ケータイ

ログくん

渡航国からでも申し込みできるよ!

海外あんしん定額を事前予約すると980円

アメリカ・ハワイ以外の渡航先で、ソフトバンクの国際ローミングを利用した場合の料金について説明していきましょう。

なぜ2つの国を除外するのかというとソフトバンクには「アメリカ放題」という最強サービスがあり、適用されるとアメリカ・ハワイでのデータ通信や通話が(一部例外があるものの)基本無料で使えるのです。

アメリカ放題については他の記事に譲るとして、この記事は「海外あんしん定額」についてです。

海外あんしん定額は「定額国L」に対応した国と「定額国S」に対応した国、2つに分かれています。

日本人の渡航する国の99%が「定額国L」でカバーされており、定額国Lでは3GBが24時間980円で利用できるというものです。

なお、海外ローミングには「音声(通話)ローミング」と「データローミング」の2つがありますが、海外あんしん定額は、EメールやWEB閲覧、SNSで利用する「データ通信」に関する割引です。

スマホにある電話アイコンからの音声通話SMS(ショートメール)安くならないので注意しましょう。

Lubar

海外では音声通話料が高額だから気を付けてね!

「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」

2025年10月時点でソフトバンクスマホの海外ローミングサービスの割引プランには(アメリカ放題を除いて)「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」があります。

「海外あんしん定額」は事前に申し込みが必要ですが、「海外パケットし放題」は申込みが不要です。
また「海外パケットし放題」対応国はすべて「海外あんしん定額」の「定額国」にも対応しています。

基本「海外あんしん定額・定額国L」の対応国であれば、割高な「海外パケットし放題」を利用する意味はありません。

もしも「海外あんしん定額・定額国L」の申し込みを忘れて、現地でデータローミングをONにしてしまうと「海外パケットし放題」の方が適用されてしまうので注意が必要です。

Lubar

定額国Sの国は「パケットし放題」非対応だよ

ヨーロッパ(ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、フィンランドなど)

南北アメリカ (カナダ、メキシコ、ブラジル、ペルー、アルゼンチンなど )

アジア (中国、韓国、タイ、台湾、香港など)

オセアニア (グアム、サイパン、オーストラリア、ニュージーランドなど)

中東 (アラブ首長国連邦、カタール、イスラエルなど)

アフリカ (エジプト、モロッコ、南アフリカ、ガーナ、ケニアなど)

日本人が渡航する人気国99%の国・地域は「定額国L」が対応しています。

逆に定額国Sの地域に行きたいあなたはデータ通信量がたった「1MB」で1,980円と非常に高額なので注意しましょう。

海外あんしん定額を適用するためには利用のソフトバンクスマホで海外ローミングを利用するための「世界対応ケータイ(無料)」オプションと、パケット割引の「データプラン」に加入していなければいけません。

あとは渡航前にあんしん定額を予約して現地で利用開始設定をすると、そこから時間のカウントが始まり利用ができます。

ちなみに渡航前にあんしん定額を予約し忘れても、現地について届くSMSから申し込むこともできます。

しかし、慌ただしい中での手続きは間違ってしまうものです。

渡航前に予約することを強くおすすめします。

日本国内で事前にあんしん定額の予約をしておけば、現地に着いたときデータ通信が一時的にできない状態となります。

ですが、海外あんしん定額の利用開始サイトだけはアクセスができるので、そこから海外あんしん定額の利用開始を行えばデータ通信ができるようになり時間のカウントが始まります。

しかし、渡航前に予約していないと現地についてスマホのローミングをONにすればデータ通信ができてしまいます。

Androidスマホで「データローミング」をON/OFFする
※ここを押すと開きます
画像①


「設定」アイコンを開き、ネットワークとインターネットをタップ。

画像②


「SIM」をタップ。

※右の「+」を
押さないように!

画像③


ローミングの右にあるスイッチをタップすることで、ON/OFFが切り替わります。

ログくん

海外ではデータローミングをONにしないとデータ通信ができないんだね

この場合、海外あんしん定額を利用開始設定するまでに利用したデータ通信は、定額国Lの地域であれば「海外パケットし放題」が適用されてしまい、海外あんしん定額Lよりも割高な通信料となります。

さらに定額国Sの地域だった場合は「海外パケットし放題」は適用されず従量課金となり、非常に高額な料金になる危険があります

このため定額国Sの地域に行く場合は、あんしん定額Sの事前予約が必須といって良いでしょう。

なお、テザリングオプションへ加入していれば、テザリングでデータ通信を共有することも可能で、あんしん定額のデータ通信に含まれます。

ログくん

日本でギガを使い切って低速化している状態で渡航すると、低速化したままなので、ギガを追加してから出発してね

あんしん定額の利用開始設定

対応国に渡航する前に国内でソフトバンクあんしん定額専用サイトから申し込みをしておきます。

出典:ソフトバンク

また事前に予約を忘れたあなたは現地到着時に届くSMS(無料)から申し込みが可能です。

SMSからリンクをタップすると、この画像のようにあんしん定額を申し込むことができます。

スマホの電源がOFFだったり機内モードにしているとSMSが受信できません。

ちなみに海外ローミング中に音声通話(電話)すると非常に高額で、しかもかかってきた電話に出ても着信通話料が発生するので注意しましょう。

友人など音声通話したいときは「LINE通話」もおすすめです。

SoftBankのスマホ・ケータイを
海外で盗難・紛失した場合など
各種お問い合わせ

ソフトバンク国際コールセンター(24時間/無休)

滞在国から+81-92-687-0025

有料・ソフトバンク携帯電話からは無料

海外では「野良アプリ」「VPN」「Wi-Fi」に気を付けろ!

Androidスマホを利用しているあなたに気を付けてほしいのが「野良アプリ」と言われるGoogleの公式Playストア以外からアプリのインストールです。

とくに海外では悪質サイトに誘導され、IDやパスワードを詐取されたり、有害なアプリを知らぬ間にインストールさせられたりと危険が増えています。

また信用できないVPNやWi-Fiに接続し、スマホのデータを盗まれる事件があとを絶ちません。

海外でAndroidスマホを使うならセキュリティ対策アプリは必須です。

海外スマホローミング利用料をもっと安くする方法

ここからは通信業界に長く携わる者として、更に深堀りしていきましょう。

以前に比べキャリアのデータローミングは安価になってきているとはいえ、渡航日数が増えるほど料金も割高になることは否めません。

では海外あんしん定額は使わず海外ローミングをもっとお得に利用する方法はないでしょうか?

それは海外用の安価なデータ通信用eSIMを、渡航前に契約して現地で使うことです。

eSIMでデュアルSIMを活用して節約

みなさんは「eSIM」や「デュアルSIM」という言葉を聞いたことがありますか?

まず「eSIM」とは今までのスマホに挿入する物理SIMカードと違い、内蔵型のSIMカードのことを指します。eSIMはiPhoneだけでなくAndroidスマホも対応機種が増えてきています。

次に「デュアルSIM」とはこのSIMやeSIMなど1台のスマホで2つのSIMを利用できる機能を指します。

これらを活用すると1台のスマホで1つは音声通話用に普段日本で利用しているSIMをそのまま利用し、もう1つは海外データ通信用の安価なeSIMをセットしておくことができます。

こうすることで海外渡航時であっても普段の電話番号で高額ではありますが発信・着信ができますし、なおかつ安価な海外用データeSIMでお得にネットが使える、という訳です。

詳しくは以下記事に詳細を載せているので、興味のあるあなたはぜひお読み下さい。

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