【ドコモ機OK】海外レンタルWi-Fi不要|これからはeSIM!

出張や旅行で海外に行くときスマホを持って行くのは良いのですが、悩むのがSNSやLINE等のデータ通信です。

なぜなら日本国内と違って海外でデータ通信するとデータ通信料が高いからです。

でも、そのためにわざわざWi-Fiルータをレンタルして持ち歩いてませんか?

たしかにレンタルWi-Fiは通信料も安価ですが、貸出や返却するのが手間だったり、使い慣れていない端末の設定や充電がメンドーだったりします。

そこでおすすめするのは、2025年以降主流になってくる「eSIM」での海外データ通信。

はじめてのあなたにも分かりやすく解説するので、ぜひこの便利さを渡航先で体感してください。

目次

海外でレンタルWi-Fiはもういらない!「eSIM」次世代通信

海外旅行に行ったときスマホでデータ通信を行うと、日本国内と違って料金が高いのが困りものです。

そこで多くの方が利用するのが、データ通信料が安価な海外向けのレンタルWi-Fiです。

ですが、このレンタルWi-Fiは空港の貸出カウンターに出向いて受け取り・返却をしたり、もしくは宅配便で渡航前に受け取ったり、さらには現地でルータの充電にも気を付けなければならず、意外にメンドーなことが多々あります。

そこで当サイトがおすすめするのが、今後主流になる「eSIM(イーシム)」での海外データ通信。

eSIMとはスマホに差し込む今までのカード型の物理SIM(SIMカード)と違い、スマホの中に組み込まれている内蔵SIMのことを指します。

eSIMですと国内で事前手続きがオンラインで済み、わざわざ空港で貸出カウンターに行くことも必要ありません。

さらには、渡航先で利用する際もスマホ1つで良く、Wi-Fiルータを持ち歩く必要がなくなります。

またWi-Fiレンタルでは基本料金は安くても、紛失保障等で追加費用が発生し結果的には高くなるケースもありますがeSIMならその心配はありません

eSIMを使うメリット
  • 貸出や返却の必要がない
  • 通信料金が安い
  • デュアルSIMなら普段の携帯電話番号で発着信もできる
  • 渡航時の持ち物が減る
  • 海外現地からでも申し込み可能
  • Wi-Fi用 充電器の用意がいらない
eSIMを使うデメリット
  • 設定が少し複雑
  • 機種がeSIM対応機種でないと使えない

eSIM対応機種かの確認方法

今回紹介するeSIMを利用するためには、前提として「eSIM対応のSIMフリー機種」を利用している(もしくは用意する)必要があります。

iPhoneは「iPhone XR」と「iPhone XS」以降の機種が eSIMに対応しています。

2025年に発売されたiPhone17シリーズでは、ついに物理SIM(SIMカード)が廃止され、eSIM専用のデュアルSIMとなりました。

Androidスマホでは下の画面写真のように「設定」>「デバイス(情報)」にeSIM特有の「EID」の表示があればeSIMに対応している機種ということが分かります。

ほとんどのeSIM対応機種は今までの物理SIMカードも挿入でき、1台の端末で2つの電話番号を同時に待ち受けして利用できます。

このように2つのSIMを認識できる機種をデュアルSIM端末とよびます。

※Androidスマホには少いですが1つのeSIMのみ対応の機種があるので注意が必要です。(Rakuten miniなど)

Android端末はEIDがあればeSIM対応

例えばあなたが今 契約しているスマホのSIMが物理SIMカードを利用しているとしましょう。

eSIM対応機種にその物理SIMカードを挿入すれば、あなたが利用している電話番号で電話やデータ通信ができます。

さらに渡航中のみ契約するeSIMの設定も同じ端末に追加することができます。

なお、機種がeSIMに対応していても、SIMフリーになっていないと他社SIMは認識できません。

例えばドコモやau、ソフトバンクのeSIM対応iPhoneやAndroidをあなたが利用している場合、利用している通信会社にSIMフリー(※1)端末であるかを確認しておきましょう。

※1)SIMフリーとはどの通信会社のSIMでも認識できる状態の端末のこと。

問題なくSIMフリーになっているのであれば、このあと紹介する海外用の格安eSIMを利用できます。

デュアルSIMを活用すると、電話(音声通話)は普段利用している電話番号で発着信ができ、データ通信は安価なeSIMを使うよう設定しておくことができるのです。

普段利用しているSIMの電話番号・データ通信を、そのまま海外で利用することを国際ローミングといいます。

ですが国際ローミング中での電話(音声通話)やデータ通信は一般的に高額です。

とくに電話(音声通話)は「着信通話料」といって電話がかかってきて通話している間も料金が発生することに注意が必要です。

ログくん

ドコモから購入した端末のeSIM対応可否や、SIMフリー済かは、ドコモコールセンターで教えてくれるよ

ドコモコールセンター:ドコモ機から 「151
一般電話などから「0120-800-000


電話はLINEでの通話が正解!

海外ローミング
ローミングのメリットは普段の電話番号で着信できること。

「国際ローミング」での通話は高額!

みなさんが日本国内でスマホの通話・データ通信を行う場合、契約している通信会社(au・ドコモ・ソフトバンク等)の電波を利用して行っているはずです。

ですが海外では契約している日本の通信会社の電波が飛んでいないため接続できません。

かわりに通信会社が提携している、現地の通信会社の電波を借りて通話やデータ通信を行うことができます。

このように契約している本来の通信会社ではなく、提携している他社の電波に接続することを「ローミング」といい、海外でローミングすることを「海外(国際)ローミング」といいます。

海外ローミングは渡航先でも日本国内で普段利用しているSIMカードや、電話番号をそのまま利用できるのがメリットの反面、通話・通信料金が高いのがデメリット。

Lubar

日本を経由して通話してるから高いんだよ

ではドコモスマホで海外ローミング中の音声通話の料金を見てみましょう。

ドコモ国際ローミング中に日本の電話と話した通話料(1分あたり

スクロールできます
※ 1分あたり 発信時着信時
韓国125円70円
アメリカ140円175円
台湾175円145円
タイ175円155円
ベトナム280円80円
2025年10月調べ

日本人がよく行く渡航先である「アメリカ」「ハワイ」「韓国」「中国」で見てみましょう。

国際ローミング中は表にあるように、電話をかけるときだけでなく、着信して通話した場合も高額な着信通話料金がかかります。

音声通話と同じくデータローミング(データ通信)も、使い放題で1日あたり千円台から3千円程度もかかります。

電話はLINE通話を活用しよう!

残念ながら海外渡航用のeSIMサービスはデータ通信のみで電話(音声通話)ができません。

海外旅行時に一緒に来た友達に電話するときも、国内で普段利用している電話番号(国際ローミング中)からかけると、日本経由で電話することになるので、自分にも相手にも高額な通話料金がかかってしまいます。

では電話(音声通話)料金を安く抑えるコツはないのでしょうか?

答えはLINE通話を活用することです。

LINE通話はデータ通信を使って音声通話を行うので、データ通信(ギガ)は使いますが、高額な音声通話料金はかかりません。

海外渡航中に日本にいる家族と電話(音声通話)したり、または一緒に旅行中の同国内にいる人と電話(音声通話)するのであれば、LINE通話がお得でおすすめなのです。

なお、中国ではグレート・ファイアウォール(金盾)があるため、VPNサービスを利用しないとLINEなどSNSが利用できません。

VPN接続は利用したことのない方にとって設定が難しく大変ですが、eSIMでもグレート・ファイアウォール(金盾)を回避するタイプであれば安価に利用でき事前に日本で契約ができるので安心です。

海外でスマホをオトクに使うポイント
  • データ通信には国内で普段利用しているSIMカードを使わず、海外用eSIMを契約する。
  • 音声通話は国内で普段利用しているSIMカードを使わず、海外用eSIMを利用したLINE通話を活用する。
  • 国内で普段利用しているSIMカードの電話番号で発着信はできるが、高額なため緊急時のみ利用する。

滞在先でのWi-Fi・無料VPN利用には危険がある

みなさんはこんなニュースをご存知ですか?

Yahoo NEWS:海外旅行では4人に1人が被害。GW旅行先の無料Wi-Fi、USB充電スポットでのハッキングに注意!

ニュースの要点をまとめると、海外でフリーWi-Fiに接続したことでスマホ内のパスワードや個人情報を盗まれたり、ウイルス感染してクレジット情報を盗まれたりという被害があとを絶たないのです。

海外旅行中にフリーWi-Fiを使った旅行者の、なんと4人に1人がハッキング被害に遭っているという調査データもあるとか。

海外ではWi-Fi(とくにフリーWi-Fi)に接続することは、危険であることを認識する必要があります。

料金の節約のためにWi-Fiに接続するのではなく、eSIMを使ってお得で安全なデータ通信を行いましょう。

また渡航先で日本の動画サービス視聴や、安全な通信のためにVPNを利用する方も多いと思います。

たしかに信頼のおけるVPNサービスで接続するのであれば、無料Wi-Fiを使っても安心してデータ通信できるでしょう。

しかしVPNサービスには無料で提供されているものも多くあり、渡航先でこれらのサービスを知って飛びつく方がいます。

無料VPNサービスではデータを盗難され情報販売される危険性や、劣悪な通信速度、広告などの問題があり、これでは何のためにVPNサービスを利用しているか分からなくなります。

VPNを利用するのであれば無料のVPNを利用することはせず、出発前に信頼のおける日本国産VPNを契約することが大事です。

eSIM設定の流れ

ログくん

海外eSIMの利用の流れはだいたいどこも同じだよ


ログくん

皆さんも楽しい海外旅行を!

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この記事を書いた人

通信会社で20年間以上、海外スマホの使い方をサポート

自身も旅行が大好きで、年2回は海外へ出かける

eSIMの便利さを、初心者にも分かるよう情報発信

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